要件定義がうまくいかない
要件定義の失敗は多いです。ITシステムのうちおよそ7割は動かないと言われています。
最近では政府省庁のある18億円を投入したシステムが全く使い物にならなかった話は有名ですね。
しかしそれを全くの他人事でしょうか?明日は我が身かもしれません。
18億円の税金を投入して完成させた政府の対策システムが使え …
18億円かけ“サイバー対策”2年で廃止 「指摘重く受け止め」総務相
要件定義の失敗例とは
Webをさらっと検索するだけでも多くの失敗に関する記事が見つけられます。
要件定義に失敗したことがもしなければ今このページをみていることはないのではないでしょうか?
2億の失敗プロジェクトを経験したからこそ伝えたい要件定義前に
要件定義の失敗とは何を意味するのか?
仮に要件定義を失敗したとしても後から挽回して巻き返すことができるのであれば何も問題はありません。しかし結果としてプロジェクトが失敗に終わったから要件定義の失敗が大きかったのだ、ということになるのではないでしょうか?
近年人材不足が叫ばれていますが、人材が不足とは単純に数が足りないというよりは『経験値の豊富な人材が足りない』という意味合いの方が強いのではないでしょうか?数々の無理難題を乗り越えプロジェクトを成功に結びつける経験のある人材がいないのです。
例えばプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーを探す求人は常にあります
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プロジェクトがなぜ失敗するのか
世の中多くのシステム開発会社があり、総合コンサルティングの大手があり、多数の経験者がそこに入るはずですが、しかしそれでもうまくいかないのはなぜでしょうか?
1次請けの企業が外部ベンダーへ開発を委託するのはよくある話ですが、巨大プロジェクトではそれをさらに外部へ委託し7次請けにまたがることもあるそうです。
外部ベンダーはどのような契約で開発を担うでしょうか?準委任契約でしょうか?請負契約でしょうか?
請負契約では納品義務や瑕疵対応が重く、準委任契約を持ちかけるかもしれません。請負契約だとしても結局のところは、言われたシステムを納品さえすれば報酬が得られるわけです。
しかし、言われたシステムさえ納品してしまえばそれがどのように使えないシステムであってもある意味気づかなかったで済まされるかもしれません。なにしろ契約は走っているのですから。
その筆頭例が上述のサイバーセキュリティ18億円のシステムになるかと思います。
システム開発の目的とは?
しかし、そもシステムを開発するに至る目的とはなんだったのでしょうか?
また、システムを開発した結果としてゴールはなんでしょうか?
システムを開発するのは現実にある課題を解決するためであり、実際に使われるシステムを完成させること
ではないでしょうか?
例え発注元の要望でもそれが発注元の求める結果を満たさない場合にはそれに気づかせる必要がある場合があります。言いなりに作った結果仕様に不備が起こりその責任をなすりつけられることもあります。
システム開発における特に要件定義のお手伝いをします
システムの実装が可能な会社は世の中にいくらでもあります。安く開発してくれるところもいくらでもあるでしょう。しかし、結果的に望むシステムが完成せず、終わりが見えない改修を繰り返し結果的に費用が嵩んでしまうことも実際にあります。
私の知る限りスマートフォンアプリ開発で要件定義に失敗した結果、年間6000万円かかっていたシステムがあります。しかもその上でバグだらけで使い物にならなかったのです。
我が社ではこれまで、省庁や大手インフラ企業、大手企業、BtoB、BtoCなどの様々なシステム開発に携わってきました。
現在でも仕事が常にありますので全てのご相談に乗れるとは限りませんが、お困りのことがもしありましたら下記の問い合わせフォームからお問い合わせください。
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